サイコロジカル・ファーストエイド

皆さんは、サイコロジカル・ファーストエイド (Psychological First Aid: PFA)という言葉をご存じでしょうか?

サイコロジカル・ファーストエイドとは、災害など深刻な危機的出来事に見舞われた人に対して行う、人道的、支持的、かつ実際的な支援のことです。

安全で効果的な支援を行えるよう、事前に現場の状況についての正確な情報を可能な限り収集する。支援中は、被災者が自分自身をコントロールできるように手助けをし、気持ちを落ち着かせるような話し方を心がけ、必要に応じて公共のサービスや情報につなぐ。
このように、活動前の「準備」と活動中の「見る・聞く・つなぐ」が活動原則となります。

活動原則を見て、お気づきでしょうか?
サイコロジカル・ファーストエイドは、医療や専門家の専門家だけとは限らず、防災、教育、治安、行政、産業などの一般的な職業や、NGO・NPO、ボランティア関係者も実戦することができるのです。

3月11日は、東日本大震災から12年。
多発する災害の準備として、サイコロジカル・ファーストエイドについて、もう一度学び直してみませんか?

●資料「WHO版PFAマニュアル」
https://www.ncnp.go.jp/saigai-kokoro/pdf/who_pfa_guide.pdf


2023年03月11日