令和5年版「障害者白書」には、「障害のある児童に対しては、できるだけ早期に必要な発達支援等を行うことによって、基本的な生活能力の向上を図り、将来の社会参加へとつなげていく必要がある。
このため、健康診査等により障害の早期発見を図るとともに、適切な療育を実施する体制の整備を図っている」とあります。
ここで言う「早期発見・早期療養」は、身体発育及び精神発達の面から最も重要な時期である1歳6か月児及び3歳児を対象とするもので、総合的な健康診査の実施や、その結果に基づく適切な指導をさしています。
しかし、療育は一時的なものではなく、継続性が大切だと思います。
当社の事業所においては理学療法士1名、作業療法士3名、公認心理師1名を配置し、身体的・精神的・社会的なリハビリテーションや療育の機会を提供しています。
理学療法士、作業療法士は、遊びや学びなどを通して、運動機能や学習能力、日常の生活動作や思いの伝え方などを育んでいきます。
公認心理師は、気持ちの切り替えや人とのコミュニケーションが苦手などの課題がある子どもさんの心の問題を、一緒に解決・改善することを目指して支援を行っています。
私たちは、ご利用者がデイサービスに来ている時だけではなく、地域に戻った時、社会に出た時に、適切に助けを求めることも含めて自立した暮らしが送れるように、支援していきたいと考えています。