視覚支援

視覚支援という言葉をご存じでしょうか?

何をしないといけないかを覚えておくのが苦手、いろんなことに気が散って、何をしないといけないかがわからなくなる、言葉や文字の説明では理解や伝えることが難しい、流れや手順が分からなくて混乱してしまう子どもで、目で見て理解するのが得意な子どもに対して、「今、何をしないといけないのか、どうやってやるのか」が見てすぐにわかるような支援のことです。

自閉症の子どもはいつもと違う状況になると、不安や困惑を示すことが多いです。

スケジュール表を、あらかじめ見えるところに掲示しておくと生活が安定し、学習効果も大きくなります。

このような視覚的なスケジュールを用いると自閉症の子どもは、「今何をすべきか」「次は何をすべきか」「最後までにはどれだけ残っているか」を理解しやすくなります。

そのため子どもの不安や混乱が少なくなり、パニックが少なくなることも期待できます。

けあぽーとでは、毎日の生活や放課後等デイでの時間割をイラストや写真を使った絵カードで作成し、視覚的なスケジュール表として示すことで、子どもたちの情緒を安定させる支援を行っています。

また、公認心理師や理学療法士、作業療法士、視覚支援の研修を修了した職員を配置し、子どもたちが自分のペースで成長できるように力を尽くしているところです。

2023年10月11日