令和6年能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
インフラの整備がなかなか進まない中、また避難所等での生活で不安な日々をお過ごしのことと思います。
弊社の代表取締役は、平成7年の阪神・淡路大震災の被災者支援に行って以来、防災や災害時の支援について思いを持っておりますので、この度のことも大変心を痛めているところです。
日刊新周南新聞
令和5年12月6日号より転載
日刊新周南新聞
令和6年1月10日号より転載
私たちが日頃支援している方たちは、災害時に真っ先に弱い立場になってしまいます。特に避難所での暮らしでは、ご本人や家族に対する配慮が必要になります。
■配慮の一例(通知「避難所等で生活する障害児者への配慮事項等について」・厚生労働省から抜粋)
[知的障害児者]
○読み書きや計算に困難がある。言葉をうまく使うことができなかったり、理解がゆっくりだったり。複雑な会話や抽象的なことを理解することが苦手
→たくさんの言葉を使わずにゆっくりと話したり、文字にはルビを振るなどの配慮をお願いします。
[発達障害児者等]
○コミュニケーションが不得意な人が多く、初めて体験することへの戸惑いが大きい
→指示は紙に書いたり、簡潔な言葉を使うよう配慮をお願いします。
○不安が強くなるとパニック状態になることもある
→本人をよく知る人を見つけて配慮方法の確認をお願いします。
○ 音や光、食べ物のにおいなどに敏感で刺激に耐えられない
→音を遮断するヘッドフォンやサングラス、マスクを使用できるよう配慮してください。
これらは、支援者だけが知っておくのではなく、まわりの方たちの理解と協力が大切になる場面も多くなります。
災害はどこで起こるか分かりません。これは、いつ誰が被災者になるか分からないということでもあります。
今日は奇しくも阪神・淡路大震災があった日です。この機会に、今一度防災・減災、被災者支援について考えてみませんか。