5月は赤十字運動月間です!

人間を救うのは、人間だ。

赤十字運動月間 5.1(土)~31(月)

5月1日 日本赤十字社の前身である「博愛社」が創設された日
5月8日 「世界赤十字デー」(赤十字の創始者であるアンリー・デュナン生誕の日)

赤十字のおこりは、スイス人のアンリー・デュナンが1859年6月に行われたイタリア統一戦争の激戦地の近くを通りかかった際、打ち捨てられている4万人の死傷者を町の人々や旅人達と協力して、放置されていた負傷者を教会に収容するなど懸命の救護を行ったことです。

「傷ついた兵士はもはや兵士ではない、人間である。人間同士としてその尊い生命は救われなければならない」との信念のもとに救護活動にあたりました。

デュナンは、1862年11月『ソルフェリーノの思い出』という本を出版しました。この中で、
①戦場の負傷者と病人は敵味方の差別なく救護すること
②そのための救護団体を平時から各国に組織すること
③この目的のために国際的な条約を締結しておくこと

この訴えが発端となり、1863年2月ヨーロッパ16カ国が参加して最初の国際会議が開かれ、赤十字規約ができました。翌1864年には、ヨーロッパ16カ国の外交会議で最初の赤十字条約が調印され、国際赤十字組織が正式に誕生しました。

博愛社は、海外で赤十字の運動に感銘を受けた佐野常民が大給恒とともに、日本初の戦時救護組織として1877年の5月1日に創設しました。

このように歴史的な日のある5月を毎年『赤十字運動月間』として、赤十字活動の報告や継続的な協力をお願いしています。

2021年05月01日