平成19年12月18日に開催された国連総会において、全世界の人々に自閉症を理解してもらうことを目的とし決議されました。
日本ではこの日から8日を発達障害啓発週間と定め、様々な啓発活動が行われています。
自閉スペクトラム症の方は、言葉や表情、身振りなどを用いてコミュニケーション(自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを読み取ったり)することが苦手です。また、特定のことにこだわりが強かったり、感覚の過敏さを持ち合わせている場合もあります。
発達障害(自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習障害、チック症、吃音)は、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態です。
そのため、本人が生きづらさを感じたり、養育者が悩みを抱えたりすることもあります。
発達障害があっても、本人や家族・周囲の人が特性に応じた日常生活や学校・職場での過ごし方を工夫することで、持っている力を活かしやすくなったり、日常生活の困難を軽減させることができます。
そのためには、誰もが発達障害について理解することが大切になります。
そして、このことは発達障害のある人だけでなく、誰もが自分らしく暮らすことができる社会の実現につながるのではないかと考えています。
みなさんも、この機会に発達障害について、理解を深めてみませんか?